「攻めの管理部門」- 若手こそビジネス始動点を探せ!

「なんで事業部門はもっと早く相談してくれないんだ?」って思ったことありますよね?
特に、管理部門にいると、そう思うことって、多いんじゃないでしょうか?

経理なら、「いつの間にこんな大きな投資計画が進行してたんだ?」と頭を抱えた経験があるでしょう。
法務だったら、「あれ?なんでこんな大事な提携契約の相を受けなかったんだ?」って、びっくりしてしまう時があるかもしれません。
人事なら、「なぜあんなチーム間のトラブルを先に教えてくれなかったんだ?」と悩んだことがありますでしょうか

管理部門はいつも手遅れ

結局、管理部門はいつも一歩遅れ。"もっと早く相談して"と求めることしかできない。
次に同じ事が起こらないようにと上司に叱られた事業部門の担当者は、一時的には先に相談してくるかもしれない。

でも、それって本当に問題解決になってるの?
ぽ〜さんは、それでは待ちの姿勢から脱却していないのでは、と思うんです。

「攻めの総務」「攻めの経理」という言葉は聞いたことあるかもしれませんが、それがどういう意味なのでしょう?

それを理解するために、自問自答してみてください。

「ビジネスがどこからスタートしてるか知ってる?」

自分の会社のビジネスはどこからスタートしているのか、具体的に想像できますか?
多くの管理部門の人々は、「いつの間に話が進んでいたんだ」とただ嘆くだけで、ビジネスのトリガーを把握していない

  • 製造業で働く君は、新商品の開発がどうスタートするか知ってますか?
  • ITサービスの君は、新サービスの企画は誰がどこでスタートさせるのか理解してますか?
  • 営業部門はどんな潜在顧客リストを持って、どうやって商談を勝ち取るのか知ってますか?

ぽ〜さんが携帯電話会社でサプライチェーン(SCM)を担当していた頃、次の携帯の液晶の大きさがどうやって決まるのか知りたくて、
社内を探し回りました。


そしてやっと、新機種の設計を競う「デザイン会議」の存在を教えてもらったんです。

「SCMの人がデザインコンペに来るのは初めてだよ」とちょっと嘲笑われながらも参加して、
ようやく、自分の仕事がデザイン-商品企画-経営企画-開発部門-SCM部門という順で情報が伝播されることを理解したんです。

大きな会社ほど、このような柔軟な動きは難しいかもしれません。
でも、管理部門である以上、「情報が降ってこない」って愚痴をいうよりも、自分で積極的に会社の動きに飛び込むべきですよ!

攻めの管理部門とは

"攻めの管理部門"とは、待ちの姿勢を捨て、自ら事業の起点を見つけ出すこと。
自分の会社のビジネスフローを深掘りし、事業部門の動きを先読みし、自らがリーダーシップを取ること。
それが、我々が目指すべき"攻めの管理部門"の姿です。

それでは、"攻めの管理部門"として、君たち自身がビジネスのトリガーを探しに行く一歩を踏み出してみてください!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です