あなたがIT人材でないから日本はダメになる

最初に、驚愕の事実から始めましょう。

これは日本の企業における「クラウドサービス」の利用状況に関する調査結果です。
過去5年間で、利用率はなんと14ポイントも上昇しています。
クラウドサービスの利用は企業の常識となりつつあり、その存在は無視できないものとなっています。

総務省 通信利用動向調査 2018~2022  Chart GPT Code Interpreter で作成

クラウドサービス導入の失敗

しかしこの傾向は本当に喜ばしいことなのでしょうか?

同じく総務省の調査によれば、他国と比較して、我が国のデジタル化は必ずしも期待通りの効果を得ていないという現実があります。

その根深い理由は何でしょうか?

ぽ〜さんは、特に人材不足とリテラシー不足が深刻な課題であると考えています。

  1. 目標感がないこと:とりあえず流行ってるからやっとくか精神
  2. 人材不足
  3. デジタル技術・リテラシー不足
(出典)総務省(2023)「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」
(出典)総務省(2023)「国内外における最新の情報通信技術の研究開発及びデジタル活用の動向に関する調査研究」

IT人材とは

IT人材って一体どんな人材でしょうか?

ソフトウェア開発、データベース管理、ネットワーク管理、システム分析、プロジェクト管理、データ分析、セキュリティ、AI、クラウドコンピューティング.......そんな専門技術を持つ人材のことでしょうか。


もちろん、企業がITサービスや革新的なプロダクトを生み出すための、技術的な競争力という意味では上記のような技術に長けた方をIT人材とよぶのでしょう。

ただこれはクラウドサービスの導入が失敗続きな理由にはなっていないと思います。
彼らが、クラウドサービスや業務システムの導入を進めている訳ではないからです。

ITリテラシーの底上げは急務

それでは、クラウドサービス(IT導入)のためのIT人材・ITリテラシーとは一体なんなのでしょう。

それは、簡単にいえば「ITを使いこなす力」です。

ぽ〜さんは以前、世界最大規模のグローバル企業であるWalmart社にて、Tableauの導入に関わった経験があります。
日本、韓国、中国、シンガポールといった国々を対象にした一斉導入でしたが、結果は日本だけが他国に比べて著しく劣っていました。

日本だけが「使いづらい」「何に使うかわからない」というネガティブな意見が多かったのです。

他の国では「これでExcelから解放される」「分析のアイデアが次々と湧いてくる」といったポジティブな意見が多かったというのに。
(Tableuはとても優れたツールだと思います9

そこで私は思います。
日本人の一般的な仕事におけるITリテラシーは「Excelのvlook使えたらまぁできる」レベルで10年ほど停滞してしまったのではないでしょうか。

しかし、今は私たちは企業全体のITリテラシーの底上げに努力すべきだと思います。

後悔よりも前進です。

ITの波を乗りこなす力を身につけ、未来への一歩を踏み出す支援をしたいと思います。



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